2019-12-31 解剖台の上の(公文堂書店より商品紹介) 「扉に鳥影」 瀧口修造 東京ローズ・セラヴィ 1973年 扉に鳥影 表紙 シュルレアリスムに初めて触れたのは高校一年生のころ、横浜美術館で開催された「マン・レイ展」でのことでした。まだ高校一年生だった私は、エルンストもブルトンも、そしてデュシャンも名前しか知らなかったのです。何が何だか分からないけれど挑発されたように感じ、思春期特有の分かったような顔をして店にあったユリイカや美術手帖の特集を読んだことを思い出します。まさかあの時ユリイカで見た作品を三十年後にこの手で扱うことになろうとは。 宛名はありませんが、作中にある「瀧口修造が描かれた上野紀子の絵」の前に立つ瀧口修造の写真が付きます。詳しいことは、またその時に。 扉に鳥影