銀座 古書の市

例年、松屋銀座にて開催される「銀座 古書の市」のお知らせブログです。

第36回 銀座古書の市 参加店紹介 書苑よしむら

参加店紹介、12回目は京都市「書苑よしむら」さんです。

書画、色紙・短冊、版画、民藝関係書等を扱っております。


美術古書籍 書苑よしむら
〒530-0041 大阪市北区天神橋3丁目7-18 三海ビル202
TEL/FAX 06-6881-3965
URL   http://www.kosho.ne.jp/~s-yoshimura/
BLOG   http://blog.goo.ne.jp/s-yoshimura2007
MAIL    s-yoshimura@kosho.ne.jp

 

f:id:ginzakosho:20191024170644j:plain

宙宝宗宇書幅 「好日」
紙本墨筆 本紙26×48糎 箱 大徳寺418世
天保9年寂 (本紙と表具に少イタミ) 60000円

第36回 銀座古書の市 参加店紹介 古書 鎌田

参加店紹介、11回目は大阪市「古書 鎌田」さんです。

明治時代から現代までに発行された、日本及び中国・韓国朝鮮・満州など東アジアの近代を紐解く古書・資料を取り扱っています。


古書 鎌田
〒530-0043 大阪市北区天満3-4-5 タツタビル301
TEL  06-6940-4948
FAX  06-6940-4940
URL  https://kamatakeisuke.com
MAIL books@kamatakeisuke.com
SNS  Twitter @koshokamata

 

f:id:ginzakosho:20191213123838j:plain

村山知義・遠地輝武合作色紙額 132,000円

 

f:id:ginzakosho:20191213123854j:plain

山崎朋子旧蔵資料 一括 440,000円

第36回 銀座古書の市 参加店紹介 あがたの森書房

参加店紹介、10回目は京都市「あがたの森書房」さんです。

和本、古典籍、美術書、民芸に関する本などを扱っています。


あがたの森書房
〒606-8417 京都市左京区浄土寺西田町15-6
Tel 075-708-2965 Fax 075-708-2264
URL  https://agatanomori.ocnk.net/
MAIL shobo@agatanomori.ocnk.net

 

 

f:id:ginzakosho:20191223111409j:plain

 「松原新右衛門朝鮮物語」 松原新右衛門は対馬藩の朝鮮通詞で、朝鮮にも数年にわたり赴任しました。のち萩藩に出仕した際、朝鮮で見聞きしたことをまとめたものが本書です。江戸時代における日朝関係、また当時の朝鮮の風俗もたくさん記されています。いくつかご紹介します。
 ・朝鮮では子供がわるさをすると、親は「倭奴が来るぞ!」と言って怖がらせた。
 ・朝鮮の刀は日本刀と同じ形である。
 ・肉食の風習がある朝鮮では、日本の薬(または「茶」か)が肉食後の胸を脾下すると重宝がられ、朝鮮国王は宇治の薬を愛飲していた。
 などなど、日朝間の面白いエピソードが250条も記されております。
 ぜひ会場にてご覧ください。

 

f:id:ginzakosho:20191023101603j:plain

f:id:ginzakosho:20191023101603j:plain

f:id:ginzakosho:20191023095618j:plain

「坤與全図」 非常に大きな漢訳世界図で、康熙帝に仕えたベルギー人耶蘇会士のフェルディナンド・フェルビーストが制作したものを、それからおよそ200年後に朝鮮で復刻したものです。実在、幻想を含め様々な動物の絵が描かれているのが特色で、一角獣や巨大な海獣、サイの姿も見えます。ところでこのサイ、やや線に粗さはありますが、ルネサンスの版画家、デューラーの描く「犀」の図にそっくりです。ぜひ現場にてお確かめいただければと思います。

第36回 銀座古書の市 参加店紹介 幕末屋

参加店紹介、9回目.。今回が初参加、神奈川県横浜市「幕末屋」さんです。

1600年代から1930年代にかけての珍しい本、写本、写真、版画、地図などの古書店です。特に1850年代から1870年代(幕末時代)にかけて日本が西洋に開放された時代を専門にしています。


幕末屋株式会社
〒225-0024 神奈川県横浜市青葉区市ケ尾町1057-29
TEL  090-7900-2922
URL  www.bakumatsuya.com
MAIL info@bakumatsuya.com

 

f:id:ginzakosho:20191014205804j:plain

平天儀圖解
巖橋嘉孝
大阪、森本太助など。享和2年(1802)。25.8 x 18.1糎。初版。
経年の傷み、シミ、虫喰少々。220,000円

 

f:id:ginzakosho:20191002001555j:plain

日本のいけばな
ジョサイア・コンドル
東京。博文社。明治25年(1892)。初版。36 x 26.7糎。
良好。経年の傷みほとんどありません。495,000円

 

第36回 銀座古書の市 参加店紹介 文生書院

参加店紹介、8回目 東京都文京区の「文生書院」さんです。


社会科学、近代文献資料、学術単行本・学術雑誌などを主に扱っております。
出版・オンラインデータベースなども取り扱っています。


文生書院
〒113-0033 東京都文京区本郷6-14-7
TEL  03-3811-1683
FAX  03-3811-0296
URL  https://www.bunsei.co.jp/
MAIL info@bunsei.co.jp
SNS  Twitter  @oldbooks_bunsei
    Instagram bunseishoin

 

f:id:ginzakosho:20191015163832j:plain

札幌オリンピック招致ポスター 1972
谷川健一デザイン 『スキーの源流』
88,000円

 

f:id:ginzakosho:20191211164806j:plain

ガビラ (街頭紙芝居)
14(11枚1組) 【検閲印 少イタミ】
加太 こうじ/新友会
110,000円

第36回 銀座古書の市 参加店紹介 原書房

参加店紹介、7回目は東京都千代田区原書房さんです。

美術館で見たあの絵を、見て、手にとって、買える。浮世絵と新版画、和装絵本のギャラリーです。浮世絵関係書も充実しております。

 

原書房 版画部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-3
TEL  03-5212-7801
FAX  03-3230-1158
URL  http://www.harashobo.com
MAIL ukiyoe@harashobo.com
SNS  Facebook harashobo
    Twitter    原書房 版画部 @harashobo
    Instagram harashobo_ukiyoe_prints

 

f:id:ginzakosho:20130101004416j:plain

川瀬巴水 馬込の月 昭和5年 (1930) 刷極良 保存極良

 

f:id:ginzakosho:20191211101503j:plain

f:id:ginzakosho:20191211162043j:plain

春情指人形 渓斎英泉画 3冊揃 天保9年頃(c.1838)刊 起図付 刷極良 保存極良

 

第36回 銀座古書の市 参加店紹介 日本書房

参加店紹介、6回目は初参加、東京都千代田区日本書房さんです。


お店から

昭和23年創業の国語・国文学専門書店です。作品でいえば萬葉集から村上春樹まで、発行年でいえば江戸時代から令和元年までの本を扱っております。
店舗は研究書主体の棚になっておりますが、「銀座 古書の市」には和本、初版本、複製などを陳列いたします。今回より初参加となります。今現在、会場に並べる予定の本は、かるた類、古筆類、古筆の複製類、洒落本・遊郭関係本類、暁斎類、百円均一、歌仙絵類、袖珍本類などを考えています。これからもっと増やしていきたいと思っております。期待はしないでください。身の丈に合った在庫で、皆さまのご来場をお待ちしております。


日本書房
〒101-0065 東京都千代田区西神田2-8-12
TEL  03-3261-2740
FAX  03-3261-2738
URL  http://nihon.jimbou.net/
MAIL nihonsho@xc4.so-net.ne.jp
SNS  Twitter ガンバレ日本書房 @tankaku161

 

商品紹介

今年を振り返ると、国語・国文学専門書店としては、やはり「令和」という年号が萬葉集から採られたということが大ニュースでした。決まったその日に店内にあった寛永版の萬葉集を目立つところに置いたのですが、わずか数分で売れたことが印象に残っています。外国の方が買っていきました。
f:id:ginzakosho:20191211103115j:plainf:id:ginzakosho:20191211104457j:plain

f:id:ginzakosho:20191211104532j:plain

f:id:ginzakosho:20191211104322j:plain

・『萬葉集』 不全本 13冊 存巻(1・2・5・6・10・11・12・13・14・15・16・18・19) 寛永版(宝永版の可能性あり) 大本 虫損 詳細な書入れ多 ¥20,000

 

 

また、ノートルダム大聖堂首里城の火事はショックでした。台風時の川崎の博物館もショックでした。貴重な建造物や資料類は、ずっとあってほしいものです。シンクライアントなら残ってると思うのですがね。桜ではなく、表紙に梅を描いたちっちゃな古今和歌集です。

f:id:ginzakosho:20191211113744j:plain

f:id:ginzakosho:20191211105147j:plain

f:id:ginzakosho:20191211105231j:plain

f:id:ginzakosho:20191211104921j:plain

・『古今和歌集』 袖珍本 安永九年刊 植村錦山堂蔵版 布表紙 大野麦人旧蔵 8.3×6.3㎝ ¥18,000