古書目録福袋
新しい年となりました。長いトンネルはまだ少し続きそうですが、それでも前に進まなくてはなりません。
例年開催していた「銀座古書の市」ですが、今年は残念ながら開催見合わせとなってしまいました。毎年楽しみにご来場、ご注文下さるお客様には非常に申し訳なく、そして準備してきた私たちにとっても痛恨の極みです。そんな中、私達に何ができるのか、加盟店一同協議を重ねてまいりました。せめて目録だけでもお届けしたい。そして私たちが出した答えは、一冊の合同目録ではなく、有志各店が版型やデザインや予算の枠を超えて、自由に作った目録を一袋にして皆様にお届けする、前代未聞の「目録福袋」です。
皆で念を込めながら自分達で封入しよう、ということで年明け早々、8万冊の目録とともにメンバーが集まりました。16店舗分の目録、5,000セットを封入する作業は想像以上に過酷なもので、軋む腕、乾く指先、磨り減る指紋、そして配送業者への納入時間との戦いでした。
満身創痍の皆の想いと、文字通りお宝の詰まった福袋、本日発送です。お楽しみに!