「築地ホテル館」今昔 【原書房】
築地での新年会の帰りに、勝どき橋のたもとにある「築地ホテル館」跡地前を通りました。
慶応4年に完成し、明治5年に焼失。僅か4年足らずの間に多くの浮世絵に描かれていました。外国人居留地の近くの風変わりな建物は当時の人気スポットだったのでしょう。現在は駐車場になっていました。(右側の建物です)
広重三代 東京築地ホテル館之図 3枚続 明治3年頃 (c.1870)
都鳥丑志満縁起 上中下 八木屋書店
都鳥丑志満縁起 上中下
春亭史彦作 国政画
明治十四年刊 金永堂板
袋付 極少虫損補修
25000円
19世紀末のデザイン --- ウィリアム・モリスとウィーン分離派の仕事から 【古書日月堂】
ウィリアム・モリスがデザインした壁紙とファブリック(生地現物)のリプロダクトを会場で分売いたします。
壁紙はロールペーパーに一色ずつ転写して色をのせていく手法で、往時の質感をいまに伝えてくれます。ファブリックは比較的ゆったりした大きさがあるので、アイディア次第で充分活かせるかと思います。
手軽なサイズとお値段でおもとめいただけるチャンスです。
京都国立博物館で12日から開催されるウィーン分離派展では、新しい芸術を人々に伝え、社会に浸透させるのに力を発揮した印刷技術の発展とメディアの発達にも目を配っているようですが、1900年に発行された『GRAPHISCHER MOTIVEN SCHATZ』もそうしたメディアのひとつ。
分離派メンバーであるオットー・ブルチャーなどによってつくられたユーゲントシュティール様式の図案集です。参照しようがパクろうが「ご自由にどうぞ ! 」というデザインのフリーソース集として刊行されたものですが、いまとなっては何とも贅沢なことです。
こちらは日月堂のガラスケースで御覧下さい。
会場販売品のご案内 徳川将軍黒印状 ーフロイス堂ー
昨年は近世大名の書状をいろいろと持っていきましたが、今年はグレードアップ?して歴代徳川将軍の黒印状を各種販売します。
ご来場お待ちしております。
(写真は上から秀忠、綱吉、吉宗、家茂)